日曜日はオペラの日、今日はロッシーニのオペラ・セリアです。

日曜日はオペラを流しています。
今日はロッシーニのオペラ・セリアを流していきます。
オペラ・セリアとはセヴィリアの理髪師やアルジェのイタリア女のような喜歌劇ではなく、歴史的な題材をもとにしたオペラです。
上演時間が長かったり、歌える歌手が少なかったりであまり上演機会は多くありません。
今日はタンクレディとウィリアム・テルを流していきます。
タンクレディはトルクァート・タッソの長編詩「開放されたイエルサレム」から作られたもので、トルクァート・タッソ(Torquato Tasso, 1544年3月11日 〜1595年4月25日)は1566年生まれのジェズアルドや1967年生まれたモンテヴェルディと同時代人です。
実際に両者ともタッソの詩に曲をつけており、ジェズアルドは直接タッソに作詞の依頼までしています。
ただジェズアルドはタッソの詩に曲をつけることは少なかったのですが、これは叙事詩が得意なタッソの詩が気に入らなかったのだと思われます。
一方モンテヴェルディはマドリガーレ集第8巻の中で「タンクレディとクロリンダの戦い」を発表し、彼の代表作の一つになっています。
ドラマに対する関心度の違いがここにも出ています。

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