SCAJ2018に行ってきました。その1

昨日は東京ビッグサイトで開催されているSCAJ2018に行ってきました。
今年も一番乗りです!
いろいろな出会いがありましたが、一番の収穫はイエメンのQima coffeeという会社の設立者でCEOのFARIS SHEIBANIさんと知り合えたことです。
彼の祖父はイエメンでも屈指のコーヒー生産者であり、彼自身はケンブリッジ大学を出て、石油メジャーのSHELLに入社して石油関連の仕事をしていたそうです。
そこにイエメンの内戦が起こり、彼は自分に何ができるか考えて、故郷に帰りコーヒービジネスを始めたそうです。
オランダで焙煎を勉強し、アメリカでWillen Bootの元でカッピングの訓練をし、Q-graderの資格を得て、パナマとエチオピアでコーヒー栽培を学んだそうです。
イエメンのコーヒーは1875年には57000tの輸出量を誇っていたのに、2013年には18000tまで落ち込んでいます。
従来のイエメンのコーヒーは仲買人が入って、いろいろな豆が混ざったものしか買うことができない状態でしたが、彼はマイクロロット、ナノロット単位で付加価値をつけたコーヒービジネスをイエメンで始めようとしています。
今までSCAJのセミナーはいくつも行っていますが、彼のプレゼンテーションはベストでした。
Originをテーマに、自分自身のorigin、イエメンコーヒーのoriginをとてもわかりやすく説明してくれました。
彼のビジネスが成功することを心より祈っています。
自分でもできる範囲の協力をしていきたいと思います。

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