今日の音楽はチェリビダッケのフランス・ロシア音楽です。

学生時代アンチ・カラヤン葉の自分はチェリビダッケをよく聴いていました。
とはいってもチェリビダッケは録音嫌いで有名で、ライブに行くしかなく、東京で行われた講演はほとんど聴きに行っていました。
オーケストラの演奏会ではオーボエが音出しをして、チューニングが始まりますが、チェリビダッケの指示で、通常の3倍以上の時間をかけてチューニングをしていました。
ものすごく練習時間を要求するそうですが、その甲斐あって、日本のオケがこんな透明な音を出すのかとびっくりした覚えがあります。
海賊版が横行するのを嫌った奥様がラジオ放送のために録音していた音源を彼の死後に販売しましたが、今日流すのはその中の一つです。
テンポは遅めで、少し違和感のあるものもありますが、ライブとは思えない完成度はやはり素晴らしいです。

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