今日は第3土曜日、一期一会シリーズの販売日です。
毎月第3土曜日は少量しか入手できない特別な豆を焙煎して「一期一会シリーズ」として販売しています。
今日販売するのはコフィア・ディベルサ農園ゲイシャ種です。
ゲイシャはエチオピア起源の非常に珍しい野生品種です。ゲイシャという名前は「ゲシャ」という町の近くで発見されたから命名されました。木は背が高く、細長い葉を持っています。生豆はロングベリー。カップクオリティーは非常に優れていて、ほのかな花の香りと柑橘系の風味が特徴です。収穫高は非常に低いため、商業ベースで取引されるような数量は見込めません。パナマのベスト・オブ・パナマというオークションで脚光を浴び、その後中南米のコロンビアやコスタリカ、グアテマラでも栽培を始めるようになってきました。
コスタリカとパナマにまたがる世界遺産のラ・アミスター国際公園に隣接するコフィア・ディベルサ農園はグアドループ、ラウリナ、マラゴジッぺ、エレクタ、ベネシア、ゲイシャ、モカ、ブルボン、ビジャサルチ、ルメスダン、パープラセンス、モンテクリストなどの希少種を栽培する珍しい農園です。標高は1250m~1300mにあり、最近はパルプド・ナチュラル製法とナチュラル製法の豆を作っています。今回販売するのはナチュラル製法の方のゲイシャ種です。
水の豊富なコスタリカではナチュラル製法は用いられていませんでしたが、最近はナチュラル製法の風味をつけるために敢えて、ナチュラル製法を用いる農園が増えてきました。ナチュラル製法だとフルーティさが強調されるので、ゲイシャ種にはあった精製法だと思います。
よいコーヒーは温度による味の変化が味わえますが、このコーヒーなどまさにそのような味わい方をするのに適しています。すっかり冷め切ってしまってもおいしいと思います。
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